資源高騰まだ続く?ポストコロナにらみ「非鉄株」に再注目
2021-07-14 16:21:14
guanliyuan
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ポストコロナでの世界的景気回復期待を背景に、銅、アルミ、ニッケルなどの非鉄市況が高値圏で堅調な推移を続けている。
ロンドン金属取引所(LME)の銅3カ月物は5月上旬に一時1トン=1万0700ドル台まで上昇、11年2月の最高値(1万0190ドル)を10年ぶりに更新した。その後も1万ドルを挟んで堅調に推移している。
需要拡大の背景には景気回復に加え、電気自動車生産に大量の銅やアルミなどを使用する「脱炭素」の流れもある。
関連銘柄では、非鉄と電子材料が2本柱の住友金属鉱山(5713)があり、銅とニッケルの価格高止まりが追い風だ。
製錬、環境・リサイクル、電子材料が主力で貴金属回収にも強みを発揮するDOWA HD(5714)は22年3月期の連結経常利益が500億円と、07年の497億円を15期ぶりに更新して最高益となる。
石灰石、銅精鉱、電気銅が主力で、チリ銅鉱山など海外採鉱も拡大しているのが日鉄鉱業(1515)。
貴金属回収や電子材料・金地金販売の松田産業(7456)、非鉄原料専門商社のアルコニックス(3036)にも注目。